想いのパワー
ダメかも、て思ったり
頑張っても報われなかったり
一生懸命な時、てそれでも
頑張って何かを追えたりする。
その原動力、て何処から来るんだろう。
その時の脳内、てどんなだろう。
花火が弾けるみたいに
幸福の破片がキラキラしていて
いつもの自分じゃ頑張れないようなとんでもない力が炸裂して
信じられない底力が生まれたりする。
速く走りたいと願ったり
限界まで力を振り絞ったり
美しくあろうとしたり
何かに勝ちたいと思ったり
叶わぬ想いを叶えようとするその時の切実なパワーを
火事場のなんとか、なんて言葉じゃなくてもっと美しく表現できたなら良いのに。
何処かから湧いて来る、その力を
みすみす捨てるのは勿体ないじゃない。
原動力はなんだっていい。
下心だってよこしまな想いだって怒りや嫉妬だっていい。
花火がどんなに美しくても、火薬までが美しいわけでもない。
でも花火のようにそのパワーを美しく建設的に爆発させよう。
ただ人を羨んだり妬んだりして
相手を中傷したり引きずり下ろすことばかりに躍起になっているのは
パワーの無駄遣い以外の何物でもない。
神様みたいに100%無垢な心の人間なんて居ないんじゃないかと思う。
それが人間だ、と思う。
誰もが心の奥底に隠し持っている
ドロドロした心であっても
薄汚い嫉妬であっても
複雑な想いでも
どこへ向けて放つのかで結果は全然違って来る。
ちきしょう、と思うなら相手を蹴落とすことより
自分が上に這い上がろう。
その時想いのパワーは美しい花火へと昇華するのだから。