バリⅡ日記の独り言

自閉症児3人と親の介護をしながらの楽しいバイクライフ   日々をよりよく生きるための独り言

なんで走るの

 

 


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我が家の長老、ロボロフスキーのてんてんです。

 

奇跡の捕獲の図w

 

 

体長5センチ、30グラムの彼は

 

昼は自分で作った要塞に引きこもり

 

夜起き出して来て、延々と滑車で走っております。

 

 

なんで食べるの、て聞いたら

 

お腹空いたから、て言うだろうけど

 

なんで走るの、て聞いたら

 

なんて答えるんでしょう。

 

 

 


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バイク乗りは同じ問いになんて答えるのでしょう。

 

 

冬は寒くて夏は暑くて

 

春は杉花粉の直撃、雨が降ればびしょ濡れ。

 

 

2輪は自立してくれないからちょっと気を抜いたら転ぶし

 

転んだらすぐ壊れる。

 

 

荷物は積めないし

 

風当たりもキツイ。

 

 

そして事故ったら無傷では済まない。

 

 

 


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 美味しいものを食べに走って行く。

 

それもよし。

 

 

でも満腹するまで食べたら

 

後でお腹が苦しくて

 

バイクに跨ってから後悔するんだけどね。

 

 


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素敵な景色を見に行く、それもよし。

 

けど真っ暗になった帰り道

 

ヘルメットの中から外が良く見えないよ~、て

 

ボヤきながら走るんだ。

 

 

 

目的なんてなんだっていい。

 

そこにたどり着くまでの道を車で行ったら楽なのに

 

 

それじゃつまんないんだ。

 

 


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風を体で感じる

 

気温の違いを感じ取る

 

お日様の暖かさを肌で感じる

 

雨の降りそうな湿気た臭いをかぎ分ける

 

 

常に路面に気を使い、走り方を変え

 

常に道の先のずっと先まで見通す

 

 

車だったら感じない

 

車だったら考えない

 

 

全身の神経をはりめぐらせてする旅は

 

自分と愛機だけの世界

 

 

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パンパンに着ぶくれした冬場のバイク乗りを笑うなかれ。

 

それでも走りたい勇者達

 

 

いつか誰かに聞いた

 

なんで走るの?

 

「ここにバイクがあってそこに道があるから」

 

 

 

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この愚問は

 

生きとし生けるすべてのものに

 

「なんで生きてるの?」

 

と聞くのと同じぐらい

 

聞いても仕方のない質問なのであります。