バリⅡ日記の独り言

自閉症児3人と親の介護をしながらの楽しいバイクライフ   日々をよりよく生きるための独り言

自由


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骨折してもう少しで半月がたとうとしている。

 

他は元気なのだけど、動いてはいけないからじっとしている日々に

 

何か感動を拾って日記を書くと言うのができなくなってきていた。

 

 

感性も、時間の観念も、何か頑張ろうと言う気力も

 

じっとしていると日々薄れていく。

 

 

でもここしばらくはちょっとずつ痛みが引いてギブスが取れて

 

一度失った自由を少しずつ取り戻す過程を味わっている。

 

 

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入院していた頃、ほんの少しの自由もなくなって

 

呼吸さえ機械に繋がれて

 

隔離室で天井を見上げるだけの時間を過ごしていた時思った。

 

 

自分で胸いっぱいに息ができる

 

寝返りができる

 

座れる、立てる

 

トイレに行ける

 

お風呂に入れる

 

食べれる

 

 

そんな日々当たり前に思っている事がどんなに素晴らしい事だったのだろう、と。

 

 

あの時も拘束が一つ外れるごとに

 

一つずつ自由が戻ってきた。

 

 


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今痛みが取れ、ギプスが外れる過程で

 

あの時の再現をしているような気持になる。

 

昨日はできなかったけど

 

今日は大丈夫。

 

ビッコ歩きでしか動けなかったけど

 

今はそ~っと自転車に乗れる。

 

包帯を調整すれば

 

ちゃんと両方揃った靴で外に出る事もできる。

 

ちょっとだけ遠くへお散歩することもできるようになった。

 

 


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ギプスを着けた足で歩くのに疲れて

 

道端にしゃがみこんで見上げた空はなんだかとっても高かった。

 

地面の上をノロノロ歩く自分が

 

すごく小さく思えた。

 

 

日々仕事だ学校だ、と

 

自分には自由なんか無いと感じてしまう日々だったとしても

 

思い出して欲しい。

 

 

今貴方は自分の足で大地にしっかりと立ち

 

自分の思う通りに動く自由をすでに持っているのだ。

 

 

生まれつきその自由を持てなかった人も居る。

 

でも貴方は人生の初めから自由を獲得しているのだ。

 

 


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時間が過ぎれば元に戻る。

 

だから忘れてはいけないこの不自由な時間。

 

 

そして一つずつ取り戻す自由に

 

また日々感動する心を忘れないでいたい。

 

 

どんなにしんどいと思う日々も乗り越えて行ける

 

みんな自由の翼をなにか持っているはずだから。