腹が立つ時は
しょーもないんだ。
しょーもない、て解っているけど
腹が立つ時、てある。
普段は飲み込んでしまうようなことでも
いくつも重なると心にかかる負担が重くなって
大人の顔ができなくなる時がある。
靄のかかった心の中をかき分けて
自分の深層心理にカメラを突っ込んだら
小さな子供が泣いている。
そんなもの見ないようにして
都合の悪い事はみんなそこに押し込めて
蓋をするのが大人なんだけど。
ギャーって叫ぶかわりに走り回れたらスッキリする。
いつも爽快に笑っていられる。
だけど走ってばかりもいられない。
腹が立つ時はやっぱり腹が立つ。
発散できなくて鬱々する時もある。
そんな大人じゃないし
いつもお母さんじゃないし
神様仏様でも無いんだもん。
うん、しょうがないよね。
大丈夫大丈夫
嘘つき
嫌い嫌い嫌い!
この天と地の落差を
人間は理性とやらで丸め込む。
そんな事
ホントにはできっこないのに。
出来たような気がして
毎日生きている。
出来るのは
小さな子供を宥める事だけ
さあ、甘いお菓子をあげましょう。
タバコにお酒に美味しいもの。
なんでも好きなものを好きなだけどうぞ。
満腹したら、自分の中の小さな子供が泣き疲れて
深層心理に埋没して眠るのを待つだけ。
泣き寝入りするのは
子供の頃から慣れているから
大丈夫
すぐにいつもの私に戻るから