盗む人の心
なんかバイクカバー盗まれたみたいです。
バイクは駐車場を貸してもらっているんですが、駐車場主からカバーがないよ、と連絡があり
見てみると一台だけありません。
ここは南側に建物が並び、カバーが飛んでしまうとしたら北風だけなんです。
そしてカバーが飛ぶほどの風が吹いていたら、他のバイクや自転車のカバーも飛ぶんですけど
一台だけ無くなっており、飛んだら引っかかるべき場所にも何処にもありませんでした。
仲間内に話すと、そんなもん盗む人いるんだ~
どうしても欲しかったのか愉快犯かどっちかだね~
バイクを盗まれたらシャレになりませんが
あんまり聞かない話にみんな苦笑
そうは言っても自分の管理が悪かった、と反省し
盗まれたのは善意で頂いたものだったので、くれた方にホントに申し訳なく
まだおろしたてだったのに、とちょっと腹立たしくもあり
新しいものにはU字ロックをちゃんと通し、消えないように目印を書きました。
これなら破かない限り盗れないし
盗っても恥ずかしくて使えないような目印を入れたので多分使えないでしょう(笑)
人のものを盗む
盗難と言うのははるか昔からある事ですけど
ホントに困ってる、生きるのに困窮する、と言うような場合は色々な手が差し伸べられる現代。
そうでないような単に盗む、それを楽しむ、人を困らせると言う行為をする人が
一体どれだけ想像力が欠如しているのか、と哀しくなる。
先日も女性が手足を縛られて殺されていた強盗事件がありました。
お金だって、その人がどれだけの時間頑張って貯めてきたものだったのか
モノだって持ち主がどれだけ大切にしているのか
命を奪ったら悲しむ人がいる
殺される人の恐怖や痛み
なにも・・・
自分の身に置き換えて想像してみる事はできないのだろうか。
ピカピカの美しいものならば
それなりの対価を持ち主は支払うための努力をしたはずだ。
そうでないものであっても
長い間一緒に過ごし、手入れして大事にしてきたその価値を
盗む人、壊す人にわかるはずもない。
それが欲しい、それがあったら自分は幸せだ
その事は良くわかるのに
人が失う悲しみを理解できないのは
人には心があり、自分と同じように嘆き悲しむものなのだ、と
そんな当たり前の事がわからなくなっている人がどれだけ多いのか、と言う事なのだろうと思う。
何処で学びそびれて大人になってしまっているのだろう。
私には理解できない。